タヌキ物語

タヌキの杜に来る餌付けしたタヌキの観察記録

毎日がタヌキの運動会

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今日で餌台を作って5日目にもなるので、全員警戒感が

薄れてきたが、クロだけは顔は見せるが参加しないで観

客席に上がってしまう。

軽く撒き餌でウォーミングアップをした後、いつものよ

うに中段で争奪戦が始まった。

それが終わるとシロとチビは餌台の下にこぼれた餌を前

脚で掻きながら夢中になって探している。

その隙にアニキがサッと上段に上り一人でたべてしまっ

たので、いったん中止命令を出すと、全員慌てて定位置

に逃げ帰る。

餌を上段に再セットしている間、体育座りをして待って

いるので、意地悪くゆっくり手のひらで見せながら匂い

を拡散させると、座ったまま高鼻をして匂いを確かめる

。セットし終わり、3mほど後退してから、「ハジメ!」

と号令をかけると、アニキは何の躊躇もなく上段に上が

って座り込んで食べ始めた。

しばらく様子を見ていたチビがそれに合流したが、シロ

は最後まで上段には上がれなかった。

計画通り、能力測定、体力測定が出来たので、明日は秋

の大運動会メインプログラムの「パンくい競走」が出来

るかどうか?